第54回全国大学ラグビーフットボール選手権大会準決勝
【日時】 2018年1月2日(火)12時20分 Kick Off
【会場】 東京青山・秩父宮ラグビー場
【結果】 大東文化大21-明治大43
快晴の東京青山・秩父宮ラグビー場、2万人の大観衆が見守る中、大東23年ぶり、明治19年ぶりの決勝進出をかけ、両校激突しました。共に強力フォワードを擁し、力と力の勝負が予想されました。
これまでの対明治戦は、あまり相性が良くない印象がありましたが、前半8分にアマト・ファカタバ(3年)の先制トライ。ゴールも決まり7-0と絶好の滑り出し。14分にトライ(ゴール)を返されるも、25分にラインアウトからモールで攻め込み湯川(3年)がトライ。ゴールも決まり14-7とリード。いい流れの中、前半終了間際の36分に思わぬアクシデント。スクラム第一列の要、HO(フッカー)平田(3年)の負傷交代。この第一列は、リーグ戦より不動の第一列であり、戦術的な交代ではない負傷交代のため、スクラムでも大東が圧倒していた中、嫌な予感が。
後半は、大東が風下となり試合が始まりました。後半の明治は、フォワード勝負からバックスへの展開ラグビーに攻撃パターンを変えてきました。後半12分にトライを奪われ同点。その後、PG(ペナルティゴール)をはさみ、連続して3トライを奪われ、14-36とリードを許し、完全に明治のペースに。逆に、大東は平田の負傷交代後、リズムとテンポが微妙にずれ始め、攻めてもボールを奪われ背走する場面が増え、選手たちの消耗度もかなり激しい。34分に湯川がトライを返すも38分にミスからトライを奪われ万事休す。21-43で The end。試合内容は、互角の展開で点数ほど差はないと感じます。最後は、「勝ちたい!」と思う執念が、若干相手が上回ったのでしょうか。応援している我々も悔しい気持ちで一杯ですが、選手たちはそれ以上に悔しいと思います。肩を脱臼しテーピングをして試合に出続けた河野キャプテン。本当に勇気と感動をありがとう。そして、素晴らしい試合を見せてくれた選手たちを誇りに思います。最後の試合になった4年生は、河野キャプテンを中心に素晴らしいチームを作り上げてくれました。今のチームは、2、3年生主体の若いチームです。来年は、その悔しい気持ちを力にして来年につなげてください。大いに期待しています。